1997年6月 9日 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用になる皆様へ カノープス株式会社  この度は『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用いただき、まことにありがとうございます。このREADME.TXTには、『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』に関して、マニュアルには記述されていない補足事項について説明しています。ぜひご一読ください。なお、今後『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をバージョンアップされた際にもご覧ください。   Windows 95 に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている   方は、「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをON   にすると読みやすくなります。 1.インストールに関しての注意事項 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』は、Windows95用ディスプレイドライバとユーティリティから構成されています。フロッピーディスクの中のSETUP.EXEを実行し、画面の指示に従ってインストールしてください。 Windows95の画面のプロパティ(コントロールパネルの「画面」アイコンをダブルクリックするか、デスクトップ上で右クリックで開くメニューのプロパティを選択すると現れます)のディスプレイの変更でインストールしてもユーティリティは組み込まれません。必ずSETUP.EXEを使用してください。  セットアップの手順についてはSETUP.TXTを参照ください。 2.アンインストールに関しての注意事項  ドライバのアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の追加と削除によって行なってください。PWUNINST.EXEを直接実行してもアンインストールされません。  『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をインストールしたフォルダー内にドライバーのインストールで作成した以外のファイルが有ると、アンインストールを行なってもフォルダは削除されません。アンインストール実行後にエクスプローラなどで削除してください。 3.制限事項  『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』には、以下に説明しますようにいくつかの制限事項があります。ご了承ください。 ・PowerCinema 等による MPEGの再生などのオーバレイ再生中にDOSフルスクリーンやDOSゲームを使用した場合、画面にノイズが出る場合が有ります。このときは PowerCinema 等を終了してからご使用ください。 ・「Power Desktop」を使用して複数のアプリを異なるデスクトップに配置している状態で、GRPH+TABでタスクを切り替えると、タスクは切り替わってもデスクトップが切り替わらないことがあります。このような時は「Power Desktop」で画面を切り替えてください。 ・マルチユーザーで「ユーザー別の設定」で「ログイン時に各ユーザーのデスクトップ設定に変更する」を選択している状態でセットアップを実行すると、セットアップを実行したユーザーの環境にのみユーティリティーがセットアップされます。(デスクトップ上のアイコン、Power Steering 95、プログラムグループ)必要であればそれぞれのユーザーの環境にこれらのファイル(ショートカット)をコピーしてください。  Power Window Tab や PWINIT、ドライバーはすべての環境にセットアップされます。 4.注意事項 ・Direct Draw対応のゲーム(特にPC98での動作を明記していないもの)はインストール時にディスプレイドライバを強制的に変更する場合があります。この場合はゲームのインストール直後に再度、弊社ドライバに変更いただきますようお願いいたします。 ・本ドライバは DirectDrawインターフェースに対応しております。ただし、DirectDraw対応ゲームであっても、PC98での動作を明記していないゲーム(DOS/V機用を含む)に関しては、アーキテクチャの違いにより、動作しない場合があります。 ・標準の状態では、リフレッシュレートの選択で「Monitor Info」を設定した場合、表示周波数は最高で 75Hz に設定されます。より高い周波数で表示を行なう場合にはリフレッシュレートの選択で周波数を設定してください。また CANOPUS.INI の PowerWindow セクションにある MonitorInfoLimit= の値を希望する最大の値に設定してください。リフレッシュレートの選択で「Monitor Info」にした場合この設定値とモニター設定とのより低い周波数が選択されます。 5.ユーティリティについて 「コントロールパネル」->「画面」->「Power Window」「Power Monitor」「Power Cursor」「Power Palette」を選択すると、以下の設定が可能になります。 ・「Power Window」 各種情報が表示されます。 ・「Power Monitor」 -表示位置調整 -リフレッシュレート変更 -ディスプレイ省電力設定 -「Power Desktop」・・・ 複数画面の Windows を仮想的に使用します。 ・「Power Cursor」 -カーソルの色指定 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -カーソルサイズの変更 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -自動追尾カーソルの設定(カーソルの「標準の選択」の形状を標準から変更している場合には動作しません) ・「Power Palette」 輝度、コントラストの変更やγ補正などを行い、表示色の調整を行います。 Power Palette は256色のときのみ動作します。 また次の機能もあります。 ・「Power Steering 95」 「タスクバー」->「トレイ」のハンドルマークを左クリックすると、解像度・色数の変更ができます。右クリックのオプション設定で色数を変更したときに再起動する・再起動しないを選択できます。  ・「Power Window HighColor Mode」を使用して、HighColor モードの RGB565と RGB555 を切り替えることができます。標準のセットアップではRGB555が選択されています。また、3Dのゲームなどを使用する場合にはRGB555に設定しておいてください。  ・「Power Window Bright」を使用して画面の明るさを切替えることができます。 -------------- ドライバの履歴 -------------- -------------------------- Ver.4.00.03.2045: 97/ 3/27 -------------------------- PC98シリーズ対応ドライバ、最初のリリース。 -------------------------- Ver.4.03.00.2050: 97/ 5/ 1 -------------------------- (1)Power Steering 95 で色数を変更した時に再起動しないモードを追加。 (2)画面の明るさを2段階に調整できるユーティリティ(PWBRIGHT.EXE)を追加。 (3)以下の不具合を修正 16/24Bppの時、HWカーソルを画面の右端に移動するとカーソルパターンにゴミが混ざることがある。 PowerVR ULTIM@TE RACE が起動時に黒い画面にままハングアップする。 -------------------------- Ver.4.03.00.2053: 97/ 6/ 9 -------------------------- (1)以下の不具合(Ver.4.03.00.2050固有)を修正 HighColorからTrueColorに再起動せずに変更すると、デスクトップの状態(アイコン等)によって画面更新中にハングアップすることがある。 Power Window DX で1280x1024x16、1600x1200x16 の時、ハードウェアカーソルの色が標準色でない時だけ正しくない。 Power Steering 95 でHighColor/TrueColorから256色に再起動しないで変更すると、256色の壁紙の色が正しく表示されないことがある。 HighColor/FullColorでDIBが正しく表示されないことがある。(PhotoShopのカラーピッカーのグラデーション表示が不正になる)。 以上